~思いひとひら~

私の日常の1ページ

がんの保険のこと

今回は、自分が入っていたがんの保険に関して少し書いていきます。

 

私は母の友人が務めていた会社の保険に加入していました。

私自身は未婚で子供もいないため、保険プランを考えるに当たり気になっていたのは両親のこと。

なので自分が死んだ場合の保障さえしっかりしていれば、他は特にこだわりも興味もなかったので、勧められた内容を金額と相談しながらそのまま加入。

具体的には、メインで死亡時保障、オプションという形でがんの保障、入院の保障をつけていました。

(調べてわかったのですが、私が加入している保険会社は他と少しスタイルが違うようで、「がん保険」といった単体の保険が存在せず、がんの保障は上記のようなオプション付加という形のみでした)

 

 そして今回実際に病気をし、手続きをしてみると、支払いの対象になったのは入院に関する保障のみ。がんの保障は病名的に対象外で。

結果、入院にかかった総金額に少しプラスしたくらいの金額をいただくことになりました。

 

もちろん、これだけでも非常にありがたくはあるのですが、

「あれ?がんの保障はつかないの?」と思ったのも実際でした。

 

これは完全に私の勉強不足だったのですが、

「上皮内がん」と呼ばれるがんは、 通常のがん保障の対象外であることが多く、別に「上皮内がん用の保障」が用意されてるパターンが多いようです。

子宮頸がんは若年者で罹患率が高くなっていますから、若い女性でがん保険を検討されてる方は、ぜひこのあたりを確認してみてください。

 

そして、今回病気をし自分の保険を見直して思ったことは、

外来通院の保障をもう少し厚くしておこうかな、ということ。

 

今までの私の場合、入院に重きを置いて外来の保障はつけていませんでした。

それは、外来通院くらいなら手持ちの貯蓄で賄えるだろうと考えたからです。

 

しかし今回振り返ると、実際入院するまでに何度か外来で通院し、入院前の細かな検査も外来で受けることになりました。

確かに賄えない金額ではありませんでしたが、風邪を引いて内科にかかるよりも当然金額は高くなります。

しかも、今回はたまたま円錐切除術のみで治療が完了したわけですが、これがもしもう少し進んだがんで、退院後も放射線治療などで通院が続くと、小分けな出費がじわじわと続き、金額以上に心理的負担も大きそうだなと思いました。

 

病院側も、今はなるべく長期入院にならないよう短期入院を心がけているところが多いので、そういった意味でも入院保障はそこそこで、外来通院保障をよく検討したほうがいいかなと思いました。

 

入院のときは短期でまとまったお金がかかることになりますが、お勤めをしてる方なら高額医療補助制度というものがあります。

収入によって金額にばらつきがあるものの、一月にかかった金額がおおよそ8万円以上からは補助が入り支払いが免除となります。

また、入院期間が長くなれば傷病手当の対象にもなります。

このあたりは入院前説明のときに病院側からお話があったり、会社側から話があると思いますので、よく確認してみてください。

 

保険プランを考えるにあたり、自身のこれまでの体調、家族構成、金額的な範囲など、考慮する要素は人それぞれかと思いますので、参考程度に見ていただければと思います。

そして私のように(反省・・)保険についてそこまで正面から向き合って考える時間がなかった方々へ、見直すきっかけになってくだされば幸いです。